ルーマニアをあとにして、オーストリアの首都ウィーンへ。「音楽の都」として親しまれているウィーン。
というものの、私はオペラ座前を素通り。実は、今回の旅の目的は、オペラならぬパンダ鑑賞!!
お目当ての 動物園の名称は、Tiergarten Schonbrunn [ティアガルテン・シェーンブルン]。観光案内所でもらった公共乗物路線地図を片手に、U4線のシェーンブルン駅で下車。ここから歩いて5分ほどで到着した。1752年にフランツ1世によって作られたという世界最古の動物園は、シェーンブルン宮殿の広大な庭園の一角を占める。
「歴史を大事にしながらも近代化をはかっています。18世紀の建物の内部は、その動物の特性に応じて、冷暖房やカメラを設置するなど改築しています」と案内役のリジーナさん。(そうです、前もって「特別に案内して〜」と先方に依頼メールを出しておいたのです。)
パンダ舎は、屋内2部屋と屋外運動場。全体の広さは、およそ1000平方メートル。木々がいっぱいの屋外には、プールもあって、いかにも快適そうだ。雌のヤンヤンと雄のロンフイは、中国から3月にやって来たばかり。何年にもわたる中国側との交渉の結果、10年貸与が実現したそうだ。将来、2世が期待されている。
2頭は2歳半の食べ盛りだ。日に50キロの笹が消費される。2週間ごとに700キロの笹が、南フランスから直送される。また、オーストリア国内でも植林を始めたそうだ。冷蔵庫に保管された笹は、鮮度を保つため15分毎に自動的に散水される。タンパク質補給のための特性ドライ・フードも与えている。緑色の丸いビスケットだ。試食させてもらったが、さっぱりした味で、なかなかおいしかった。
「エサの摂取量は、コンピュータで管理しています。日に2度は体重を量ってますね。食前食後で10キロの差がでますよ」とは飼育担当のヘルムートさん。彼は、中国で約1か月専門家からパンダに関して学んだ経験がある。2頭がやって来た当初は、中国側担当者が滞在してアドバイスをしてくれたから、心強かったとのこと。それでも気がかりで、パンダ舎の隣の部屋で寝泊まりしたこともあるそうだ。休暇をとってもパンダのことばかり考えてしまうとか。
彼が呼びかけるとすぐに2頭がやって来た。ふかふかの頭をやさしくなでながら、何か言葉をかけている。「この頃は、特別な合図をして、前足を出すように教えています。こういった動作を覚えてもらうと、採血の際に役立つんですね。」利口なパンダに、私はびっくり。
ウィーンでもパンダは大人気。パンダ以外にも、コアラや日本から送られたニホンカモシカなど珍しい動物がいっぱいの動物園。この日も親子連れで賑わっていた。
動物園を出ると、シェーンブルン宮殿内の見学、噴水のある庭園や植物園の散策、スイスのチロル地方の家屋を再現したチロリアン・ガーデンなど見るところがいっぱい。おとなも子どもも終日楽しめる。
パンダちゃんの画像は、こちら。相棒Jが撮影したものです。ポップアップ・ウィンドーなので、閉じて戻って来てね。
Tiergarten Schonbrunnのホームページ:
http://www.zoovienna.at/
入場料や地図などは上記のサイトにありますので、ご参考ください。